相続税調査
税務調査について税理士に相談する場合の選び方
1 相続税の税務調査は税理士に相談する
相続税について税務調査の対象とされてしまった場合には、税理士に相談されることをおすすめします。
そもそも、相続税の申告の際から、税務調査の対象とされないように、税理士に申告内容を十分に相談したうえで、必要なアドバイスを受け、場合によっては、税理士に依頼して申告をすることが重要です。
それでも、税務調査の対象とされてしまった場合には、申告の際に税理士に依頼していれば、万一、税務調査に入られた場合には、どのように対処をすればよいのか、税務署への説明においてどのような書類を準備しておけばいいのかについて、予め対策をしておくことができます。
自ら相続税の申告をした結果、税務調査の対象とされてしまった場合には、相続税に強い税理士に相談しましょう。
税務調査の対象に選ばれてしまった時点で、申告内容に疑義があるために対象とされてしまった可能性がありますので、この調査に対して適切に対応することができないと、大きな損害を被ってしまうおそれがありますので、税理士のアドバイスを受けた方がよいでしょう。
2 相続税に強い税理士に相談する
相続税の税務調査への対応は、相続税に強い税理士に相談しましょう。
税理士は、法人税や所得税などを中心的に取り扱っていることが多く、必ずしも相続税などの資産税を扱っているとは限りませんし、扱っていたとしてもそれほどの件数を扱っておらず、知識や経験が十分とはいえないこともあります。
税務調査への対応においては、税務署等の担当官に対して、適切に対応していく必要があり、そのためには相続税についての深い知識と多くの経験が重要になってきます。
そのため、相続税の税務調査への対応について相談する場合には、相続税に強い税理士に相談するようにしましょう。
3 相続税に強い税理士をどのように選ぶか
相続税に強い税理士は、事務所のホームページなどで相続税に力を入れているかどうかを確認して選ぶのがよいでしょう。
事務所のホームページでは、相続税に関する記事が充実しているか、どのような分野を中心的に扱っているのかなどを確認しましょう。
そのうえで、実際に税理士に相談をしてみて、税務調査についての方針などについて、納得いくような説明を受けられるかどうかを判断し、依頼をされるかを検討するとよいかと思います。